すまいよみ 良いマンション選びを支えるブログ

東京イースト在住。2007年に最初のマンションを購入してから失敗を重ね、結局3回もマンションを買い替えました。 すまいよみは、『後悔しないマンション選び』を目的としたブログです。

住みやすいマンションの間取り(ワイドスパン型)

今回は、マンションの間取りの特徴の一つで理解しておきたい「スパン」(部屋の幅)の話と、ワイドスパン型という間取りに住みたい!こんなメリットがあるから。という話をしたいと思います。

 

一般的なマンションの間取りプランについて(前回の捕捉)


前回、現代の分譲マンションの代表的な間取りは、主に2つのタイプに集約されると書きました(前回の記事をご覧ください)。

マンション選びで気をつけたい事(事前に理解しておきたい、マンションの主な2つの間取り) - すまいよみ

 

この2つのタイプの間取りが「代表的」たる所以には、一つの大前提があります。それは、スパン(部屋の幅)が6メートル前後であるということです。
 
なぜ6メートル前後なのかというと、前回の記事で、デベロッパーが、効率よく部屋を配置できるからと述べましたが、6メートル以下だと、一般的なマンション、特に3LDKにおいては人が生活をする上での部屋の配置が難しくなる一方で、それ以上だとデベロッパーにとって一戸当たりのコスト高になるからです。
 
極端な例え話、土地の幅が30メートルあったとして、6メートルだと5戸作れるところを、7メートルにすると4戸しか作れなくなるというたぐいの話です。なので、デベロッパーはこぞって6メートルスパンの部屋を提供してきます。そして6メートルにすると既述の2タイプの田の字型(縦長、横長)の間取りくらいしか部屋を作るバリエーションがなくなるので、結果2タイプに集約されてしまうということになります。
 
 

マンション間取りの「スパン」(部屋の幅)について理解しておきたい。

 
一方で「スパン」(部屋の幅)についてですが、今まで僕が物件の間取りを見てきて、主に2つの見方があると思います。
 
 
①一般的なスパンの見方ですが、部屋の開口口(LDが東西南北でも)に対しての幅。以下の間取りのスパンは6mです。

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②間取りは南向きを重視するので、南側に開口口があれば、南向きを優先にして幅を指す場合もあります。以下の間取りのスパンは11.5mになります。
 

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ワイドスパン型プランの間取りに憧れる!

部屋の幅というスパンという特徴を理解したうえで、一般的な2タイプの間取りに加えて、もう一つ、ワイドスパン型という間取りを押さえておきたいです。ワイドスパンとは、文字通り「部屋の幅が広い事」。一般的なスパンが6mであるのに対し、およそ7m以上を指すようです。
 
部屋の形は一般的な間取りである「田の字型」でもよいのです。とにかくスパンが広い事で、一般的な6メートル幅の間取りに比べて住み心地に関するメリットが多いので、「ワイドプラン型」は部屋の形以前に、一般的な2つの間取りとは別のプランとして個人的には分けて捉えています。
 
しかしながら、ワイドスパン型の間取りはとても希少です。僕は、毎日いろいろな物件の間取りを見ていますが、上記のようにデベロッパー側の都合があり、めったにお目にかかれません。見つけた時の嬉しさと言ったらないです!僕にとっては垂涎ものです(笑)。つまり、ワイドプランは、デベロッパーのコスト高と顧客の利便性において背反します。だから、この間取りは高級物件に多いのです。
 

ワイドスパン型プランのメリット

ワイドスパン型(幅7m以上の部屋)のメリットは何でしょうか。
 
下図は一般の6メートスパンです。

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一方で、下図が7mのワイドスパンです。尺度はおよそですが、縦×横の比率が変化しただけで、総面積は同じものとして見比べてください。

 

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・一つ一つの部屋が正方形化していきますので、部屋の使い勝手が断然に良くなります。長方形の部屋より、空間を効率的に利用したベッド、机など家具の配置に優れます。

・開口部である窓が広くなることで、採光や風通しに優れます。

・6メートルスパンは住居が縦長になるので、浴室や部屋も縦長の配置になりがちですが、ワイドスパンになると、横の配置もできるようになるため、収納スペースや水回り、居住スペースの配置が上手く収まりやすくなり、居住スペースを効率的に確保できます。
 
・廊下やデッドスペースが少なくなるため、同じ坪数(㎡)でも、ワイドプラン型のほうが、居住スペースである部屋の帖数を稼げます。すなわち、ワイドプランのほうが、居住スペースを広く確保することができます。
 
・最後に、ワイドプランは、田の字型のプランだけでなく、様々な部屋の配置の間取りを形成することができます。これはまた別途書いていきますが、例えば6mでは、開口口に対し2部屋の配置が限界ですが、7m以上のワイドプランにおいては、開口口に対して3部屋を配置することも可能になります。
 
一方で、デメリットは、デベロッパー側のコスト高による価格転嫁により価格が高くなる傾向があるということです。

ということで、希望の予算や立地の中で、ワイドプランの間取りを探すのは難しいですが、価格や立地より、家の中での暮らしを充実させたい、部屋の使い勝手を重視したいという人には、ワイドプラン型は、ぜひ探してもらいたい間取りです。
 
マンション選びを始める前に、前回の一般的な2つの間取りと、今回話したワイドスパン型、この3つの間取りを理解しておきたいというお話でした。

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