すまいよみ 良いマンション選びを支えるブログ

東京イースト在住。2007年に最初のマンションを購入してから失敗を重ね、結局3回もマンションを買い替えました。 すまいよみは、『後悔しないマンション選び』を目的としたブログです。

マンション購入で気をつけたい事(リビングダイニング②)

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リビングダイニング(以下LD)は、1日の生活時間の中で、ご飯を食べたり、趣味の時間や家族での団欒を楽しんだり、住まいの中でも中心的な部屋なので、重要視する人も多いかと思います。今回は、入居後、LDでゆったり過ごせるための、購入前に見ておくべきポイントをお話ししたいと思います。
 

リビングダイニングに必要な広さ

以前、一般的なファミリータイプマンションのLDにおいては、広さと間取り図をどのように理解すればよいのか書きました。

簡単におさらいすると、家族2~4人で住むファミリータイプのLDでは、ダイニングテーブルに椅子4脚、2,3人かけられるソファーにローテーブル、そしてテレビ台を置くとすると、最低でも12帖ほどは欲しいです、マンション物件も、LDの作りにおいて12帖を一般の目安にしています。
 
ただし、LDの広さを示す「帖数」と部屋の広さの実態には物件ごとに相違があるので、間取り図を見るときには注意が必要です。
 

リビングダイニングにおいて間取り図上、注意すべき点

LDと他の境目は、他居室、もしくは廊下から入ってくるドアと、キッチンの天板の端になります。下図のように、デベロッパーによって、また同じデベロッパーでも物件によって違いがありますので、注意してみてください。
 
左図の12帖は、廊下みたいな生活空間に使用できないデッドスペースが約1,5帖分くらい帖数に入ってしまっています。右図は、ほぼ丸々生活空間に使用できる12帖です。何が言いたいかというと、これくらいの広さがほしい、これくらいの広さだったらこのような家具が置けるなど見比べて判断する際、「帖数」だけを念頭に置き判断すると痛い目に合うということです。

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と、ここまでが以前の記事のお話でした。詳細は、以下のリンクをご覧ください(マンション購入で気をつけたい事(リビングダイニング①) - すまいよみ)。
 
以上、LDの基本的な広さの事をおさらいしたうえで、物件を選ぶ際、LDでゆったり過ごすための見るべきポイントをお話しします。
 

リビングダニング内部に、柱(マンションを支える支柱)のでっぱりがないか

1つ目は柱(マンションを支える支柱)の問題です。柱については、寝室において注意すべきポイントでも書きましたが、限られた空間の中で生活スペースを最大限便利に使用する上で、大事なポイントになります。すなわち、柱が室内にでっぱっていることで、デッドスペースが生まれ、家具の配置や使い勝手が悪くなります。LDでは、ソファなど2メートル以上の大きく長い家具を置くこともあり、室内の形状については注意が必要です。

 

下図を見てください。以前お話しした、現代の分譲マンションでよくある2つの代表的間取りの中で「田の字型(縦長リビング)」を挙げますが、以下のように、リビングベランダ側にある柱が室内にでっぱっているケースがよくあります。

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このような室内に置いて、家具を配置するとどうなるでしょうか。一例ですが、下図の通りになってしまう場合があります。

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つまり、柱の横の赤い部分が家具などが置けないデッドスペースとなり、ソファからダイニングテーブルにかけた生活空間から追い出されます。そうなると家具に囲まれた空間スペースがデッドスペース分狭くなることで、生活空間を他に有効活用できません。そればかりか、人は家具に囲まれて生活するので、家具が手狭に配置されることで、空間がありながらも窮屈感を感じながら生活することになってしまいます。
 
下図のように、柱によるデッドスペースがないLDの場合、家具を置いてみるとどうでしょうか。

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ソファからダイニングテーブルにかけた空間をしっかり確保でき、その空間で子供と遊べるかもしれません。何か大きな作業ができるかもしれません。何より家具に囲まれる範囲が広がったことで、窮屈感を感じなくなります。
 
以上、寝室と同じように、LDについても余計な柱が室内にでっぱっていないか、デベロッパーや物件によって違いますので、部屋、間取り図を見る際には注意が必要です。
 

リビングダイニングと隣接した部屋との仕切り

次に、LDで大事なポイントとしてあげたいのは、LDと隣の部屋の隣接部分が、可動式間仕切りになっているかどうかです。下図のLDと隣接した部屋の仕切りの部分ですね。

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可動式間仕切りとは、下写真のように、可動式の扉によって、リビングと隣の部屋の部分を一体化させ広く空間を保つことができるようにする仕切り扉のことです。

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また、隣の部屋を一つの部屋として機能させたいときは、下写真のように扉を閉めることでLDと隔離することができます。これが、ただのドアだと一つの部屋としてだけで、当然ながらLDと一体化することはできません。

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LDは、冒頭で書いたように大事な空間であるため、できるだけ広い空間を持ちたいところですが、当然広くなればなるほど価格も上がってしまうため、そうもいきません。デベロッパーは最低限の機能性確保のため、11~13帖前後のLDを供給してきます。でも最低限ではなく、本当はもっと広々した空間でくつろぎたいなあと思いますよね。
 
そこで、リビングの隣の部屋を使用しない際に、可動式の扉を開けて空間を広げることがとても有益なLDの使い方につながります。マンションを購入する際は、将来の家族設計を見据えて、2LDK や3LDKのタイプの部屋を購入することが多いかと思いますが、購入してしばらくは、家族が少ない状態が考えられるため、部屋をリビングと一体化させることによって、リビング内空間として活用することが望ましいと考えています。
 

リビングダイニングの隣の部屋が洋室か和室か

加えて、LDの隣の部屋が、和室か洋室かによっても、LDとの一体化において、利便性が異なります。
 
洋室の場合のメリットは、リビングとの一体感を持って大きめの家具を配置できること、また将来的に子供が増えて独立した居室が必要になった際、洋室だと柔軟に部屋として使用できることです。
 
下の写真のように和室のメリットもたくさんあると思います。

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私の2つ目のマンションでは、リビングと隣接する部屋が和室だったのですが、とても重宝しました。客人、もしくは高齢な両親が遊びに来た時に、寝っ転がってくつろいでもらえました。また自分たち家族も、リビングと続いた空間において色々とゆったり過ごす使い方ができました。和室にはそんなメリットがあると思います。
 
ただしデメリットですが、洋室とは逆に、家族が増えて独立した居室が必要になった際に、和室ではどうも機能性として芳しくないように思います。
 
隣の部屋と隣接した部分が可動式間仕切りでなく、ただのドアだった場合は、隣の部屋は家族が増えるまで、使用しない無駄な空間にとどまってしまいます。何より、可動式でリビングと隣の部屋を一体化した大空間でゆったり過ごすことは、限られた空間利用で本当に大事な事なので、ここは可動式扉であることをはずしたくないですね。
 
もっとも、今の分譲マンションの多くは、可動式タイプになりつつあります。
 
その中で、できるだけLDと一体化した空間を作りだして、LDと隣接の部屋にまたがって家具を配置したりできるように、仕切りを支える両端が室内に出っ張らないような設計のタイプを選ぶことが、より望ましいので、そこも注意深く見てください
 
余談ですが、僕の今住んでいるマンションは、LDと隣の部屋の隣接部分が可動式扉でなかったため、リフォームしてLDとつなげてしまいました。その話はまた別の機会に。
 
以上、LDにおいては、どれくらいの広さが必要か、「帖数」における間取り図の見方をおさらいしました。そして、梁が室内にでっぱってないLDは有益な空間を演出してくれること、また隣部屋との隣接部分がドアではなく可動式の間仕切りであることで、家族が少ないときに広々としたゆったりできる空間利用につながることをポイントとしてあげてみました。
 
僕は1番最初のマンションを買い換えた動機がLDでした。LDは1日の中で滞在する時間が1番長い空間になると思いますので、慎重に選びたいですね。
 

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