すまいよみ 良いマンション選びを支えるブログ

東京イースト在住。2007年に最初のマンションを購入してから失敗を重ね、結局3回もマンションを買い替えました。 すまいよみは『後悔しないマンション選び』を支援するブログです。

マンション名の意味、由来について ブランド名はどうやって決めるのでしょうか。

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マンション名については、ユニークなもの、洗練されたものなど様々ですが、そんな気になるマンションブランド名の意味や由来などを調べてみました。

 

マンション名を構成する要素

マンション名は、例えば「パークタワー晴海」というように、主に以下2つの要素での構成が多いです。


・マンションブランドを表す「カタカナ部分」
・地名や駅名などで所在地を表す「漢字部分」

カタカナ部分であるマンションブランド名は、一般消費者のイメージを大きく左右するものであり、マンションデベロッパーが熟慮して家づくりやマンションコンセプトを落としこんで命名した、いわばマンションの顔です。

所在地を示す漢字部分のつけ方については、人気のエリアや駅名などを使用したいデベロッパー側の思惑がどこまで法律内でマンション名に落とし込めるのか、調べていて面白かったです(関連記事)。

www.takenote1101.com


今回は、カタカナ部分のマンションブランド名について。

 

マンションブランド名の意味や由来

デベロッパーのホームページなどで意味や由来を確認できた大手、準大手ブランドを中心にまとめてみました。

【ザ・パークハウス】
三菱地所レジデンス
シンプルで普遍的な名前。マンションにぴったりなネーミングですよね。長年の歴史と数多くのマンションの作りこみがブランド価値を高めてきました。Parkは「大庭園、公園」、Houseは「住宅、家屋、家に住む人たち」という意味です。命名の由来はHPで紹介されています。

当社マンション事業の第1号「赤坂パークハウス」は、そのような時代背景のなか、1969年(昭和44年)に着工、翌70年(昭和45年)4月に竣工した。「赤坂パークハウス」という名称は、赤坂ハウス、赤坂ハイツ、赤坂ハイム、赤坂レジデント等の候補のなかから選定されたもの。今も、当社マンションのブランド名として受け継がれていることは言うまでもない。
三菱地所レジデンスのHPより引用)


パークホームズ
三井不動産レジデンシャル
HPには特にブランドについての記載はありませんでしたが、こちらも三菱と同じく大手のスーパーブランドです。Parkは「大庭園、公園」、Homesは「家、我が家、自宅」です。最近では、パークシティ、パークタワーなどのブランド名も使用されています。

プラウド】
野村不動産
プラウドといえば、野村不動産の上質マンション。「誇り」という意味は理解していましたが、僕は少し勘違いしていました。住む人にとって誇れる邸宅だけでなく、ブランドコンセプトとして、マンションの作り手、マンションが建つ地域の人々にとっても『誇り』と感じられるように、デベロッパーの思いが込められているのです。

【シティハウス】
住友不動産
大手最有力ブランドのシティハウス、シティテラス、シティタワーとこちらも複数のブランドがあります。Cityとは「都市、都会」という意味。「都会の家」という、都市に寄り添った洗練されたマンションイメージを持たせます。

【ライオンズマンション】
大京
ライオンは強さの象徴とイメージ付けていたのですが、こちらも少し誤解していたようです。大京グループにとって、ライオン=「家族思いの象徴」を意味しているのですね。そう聞くと、より親しみが持てる気がします。

家族にとっての居心地の良い住まいを追求し、いきいきとした「家族の物語の舞台」であり続けることがライオンズマンションの約束としています。
(2018年5月21日 日本経済新聞広告「マンションブランド」より引用)


【ブリリア】
東京建物
非常に近代的で洗練されている印象の名称だと思います。個人的にも好きなネーミングです。

「Brillia」の語源である「Brilliant(英語)」には、“光り輝く”“卓越した”といった意味がありますが、「洗練された住まい」とは「いつまでも輝きを失わない住まい」であり、「住んでからも安心」とは「卓越した品質とアフターサービス」であると考え、「Brillia」というブランド名にその思いを込めています。
(東京建物HPより引用)

 

【ブランズ】
東急不動産
そのままですが、ブランド力、高級感をイメージさせるもので、重厚感を感じます。安直に「ブランド」→「ブランズ」?くらいにしか考えていませんでしたが、以下5つの頭文字をとったものだそうです。 

Bloom – 感性を花開くデザイン
Revolute – 革新を志す品質
Achieve - 個性と共生を輝かせるサポート
Neologize – 比類なき住まいへの挑戦
Z - 究極の証 
(2018年5月21日 日本経済新聞広告「マンションブランド」より引用)


【ディアナコート】
モリモト
個人的に語句にセンスと洗練されたものを感じます。Dianaとは、「ローマ神話に登場する、 狩猟、貞節と月の女神」。モリモトのHPを見ると、「月の女神が住む」という表記がありました。Courtは「宮中、王室」ということで、上質な住居を連想させる2つの語句であります。何より、月の女神が住む宮中のようなマンションの重厚感、間取りの住みやすさ広さなど、まさにネーミングをしっかり具現化したマンション開発をしているからこそ、力強いブランド構築ができている典型的な例だと思います。僕が一番好きなマンションブランド名!カッコいいです。

 

【グランドメゾン】
積水ハウス
グランドは英語で「壮大な、威厳」、メゾンはフランス語で「建物、住宅」の意味です。どの物件でも、外観、ランドスケープ、間取り、設備、仕様など、名前に負けない物件づくりをしていることがよくわかります。こちらも名実ともにブランドを創り上げている良い例です。

【クレヴィア】
伊藤忠都市開発
素人では思いつかないシャレた名称だと思っていましたが、以下のように明確なコンセプトを持っていました。

「創造力、創造性」を表すCreativityと「信頼、信用性」を表すCredibility、そして、「道」を意味するViaを重ね合わせた『CREVIA』。そこに込められた想いは、住まう方々が自分らしく、人生を楽しめる、「創造性ゆたかな住まい」を創ること。そして、日々の安心と充足感が永く続く「信頼性の高い住まい」を創ること。
伊藤忠都市開発HPより引用)


【ガーラ】
エフ・ジェー・ネクスト
「GARA」ブランドのマンションです。ガーラって「スキー場」のイメージが強かったのですが、よくよく調べると、以下のようなデベロッパーの想いがありました、熱いですね。

「お祭り」「特別な催し」を意味するその言葉は、ガーラマンションでの住生活が明るく楽しいものになってほしいという私たちの願いが込められています。
(2018年5月21日 日本経済新聞広告「マンションブランド」より引用)


【オーベル】
大成有楽不動産
大成建設のグループ会社だったと初めて知りました。デベロッパーでは以下のように「上質」という一貫した家づくりへの想いがあるようです。

OBER とは、ドイツ語で「上位の・上級の」という意味です。ひとつ上の上質さを追い求めた、住まいづくりの姿勢を示したブランドネームです。
(大成有楽不動産HPより引用)


【プレシス】
一建設
はじめ建設と読みます。こちらも会社HPで思いを語ってくれています。

それは上質(PREmium)を極めた、心の休まる場所(oaSIS)。「ほかのどこにもない、私だけのオアシス」となる住まいをお届けするために、「住む人にとって本当にいい住まいとは何か?」という本質的な疑問を出発点として、プレシスは誕生しました。
(一建設HPより引用)


【レーベン】
タカラレーベン
調べなければ「レーベン」という語句から意味を想像する事すらできませんでした。消費者にとっては難しい横文字ほど曖昧なものはありません。ググって調べて初めて、「LEBEN」はドイツ語で「生活、人生」の意味としてマンション名にふさわしいと納得できました。

 

【ルフォン】
サンケイビル
レーベンとはレーベンとは対称的に濁点がなく、やわらかいイメージです。以下HPより。

フランス語で「本質」を意味します。住まいの本質を追求し、「住むよろこびを、ずっと」お届けしたいという思いが込められています。
サンケイビルHPより引用)  


【ウェリス】
NTT都市開発
ルフォンと同じく、やわらかいイメージがします。住まいへの思いが込められた造語です。以下HPより。

Wellith(ウエリス)”は「Well(心地よい)」と「With(共に)」を組み合わせた言葉であり、「共に心地よい」暮らしを、という願いが込められています。
(NTT都市開発HPより引用) 


【リビオ】
新日鉄興和不動産
何とも想像しづらい、一見わかりにくい名前ですが、ブランド名は以下のような意図があるようです。

マンションブランド「Livio(リビオ)」は、「LIVING OASIS~オアシスに暮らす~」をコンセプトに
(2018年5月21日 日本経済新聞広告「マンションブランド」より引用)

 

【プレミスト】
大和ハウス工業
あの大和ハウスの分譲マンションなのですが、プレミストの意味は最後まで分かりませんでした。

【クラッシーハウス】
住友商事
クラッシーと聞いて、なんとなくかわいいイメージをしていたのですが、これもちょっと誤解。ギリシャ語でCLASSYは「上質や高級」という意味でした。

 

【ジオ】
阪急阪神不動産
最近、都内でもよく見かける「ジオ」ブランドです。首都圏でも浸透してきたように思えます。「ジオ」と聞いて、ガンダムの「ジオング」を想像してしまいました(おじさんだけ?)。なんだか住宅のイメージを持ちにくいのですが、ギリシャ語で「土地、地理、地球」という意味なんですね。

【バウス】
日本土地建物
ジオと同様、住宅と言うより、「バ」というちょっと重い濁音で、基地とか要塞とかをイメージしてしまったのですが、バは、「Basis」のバだったんですね。以下HPより。

住む人にとって一番大切にしたい暮らしの基盤となる場(Basis for us=BAUS)であることを表現しました。また、 “BAU(ドイツ語で建築や機能を意味する)”という語感から、「洗練されたデザインと機能」「品格と強さ」といった印象を想起させます。
日本土地建物HPより引用)


【クリオ】
明和地所
濁点もなくシンプルで言いやすく覚えやすい、親しみやすくもあるネーミングです。意外だったのですが、ギリシャ語でした。以下HPでブランドに込められた想いがつづられています。

その名はギリシャ神話に登場する歴史を司る女神の名前に由来します。お客様の最良のパートナーとなり、かけがえのない時間と笑顔が満ちる豊かな暮らしを共創し、「そこに住む人の歴史が刻まれていく大切な場所」を提供し続ける。
これが、私たち明和地所グループが提供するクリオブランドの想いです。
明和地所HPより引用)


【イニシア】
コスモスイニシア
イニシアという4文字全てのカタカナ表記が柔らかい印象を受けます。もともと個人的に語感、語呂的にセンスを感じて好感が持てるブランド名でしたが、今では物件を見るたびに素晴らしい間取りを中心とした居住者ファーストの姿勢に惹かれイニシアマンションの大ファンです。コスモスイニシアが芸術的な間取りを提供してくれる一つひとつの物件の地道なつくり込みによってブランド力を向上させてきたと言うことですね。デベロッパーにとってのイニシアは、以下のような想いが込められています。

「未来を切り拓く。変化を促す。」という意味を込めた「initiative(イニシアティブ)」の一部
コスモスイニシアHPより引用)


【アトラス】
旭化成不動産レジデンス
ドラクエに出てくる巨人モンスターをイメージしていたのですが、調べてみたら満更でもなさそうでした。ギリシャ神話に出てくる巨人。ギリシャ語が使用されている事が多いですね。英語で「地図帳」という意味があることも初めて知りました。旭化成ですから、「強い家、建物」というコンセプトのもとでの命名でしょうか。事業会社のHPには特にブランド名由来の表記はありませんでした。

【ヴィークコート】
清水綜合開発
清水建設グループのマンションというだけで、安心感がありますね。「ヴィ」なのか「ビ」なのか、第三者に伝える際、ちょっと手間が生じる可能性もありますが、「コート」は既述のように「宮中、王室」という上質な住まいを彷彿させます。VIEQUには以下の意味が込められていました。頭文字を取った造語です。

VI=VIVID(生き生きとした)
E=ESPECIAL(特別な)
QU=QUALITY(品質)
(清水綜合開発HPより引用)


【パークナード】
パナソニックホームズ
パナソニックグループにもマンションブランドがあったんだと、びっくりしました。こちらも造語ですね。

「パーク(公園)」と「プロムナード(散策や小路)」の単語を合わせた造語です。言葉のもつ響きのよさと"Pa" "Na"を文字に持ち、公園のようにのびやかな空間と、ちょっとした小路のもつ自分だけのくつろぎ間や時間を表現しています。
パナソニックホームズHPより引用)

 

【ルネ】
総合地所
ルネグラン、ルネタワーというブランドもあります。女性っぽいような語感で、住宅を想像しづらいネーミングだと思っていましたが、HPに1977年から培ってきたブランドの由来、意味が誇らしく掲げられていました。「カスタマーファースト」という言葉が明文化されている事は素晴らしいと思いました。

“ルネ”シリーズの名は、人間性の尊重と新文化の創造を目指したルネサンスに由来します。その名の通り、街や住まいに新しい提案を込めた、時代が求める住まいになっているか---。すべてはお客様のために[カスタマーファースト]の想いで、街づくり・住まいつくりに取り組んでいます。
(総合地所HPより引用)

 

以上、およそ有名なマンションブランド名は調べられたと思います。

 

最後に

自分の住まいのネーミング、マンションブランド名はとても大事なことだと思っています。その由来は、家や住まい関連を表す単語(の組み合わせ)や、ローマ字の頭文字をとってコンセプトを表す造語が主なものでした。また、英語だけでなく、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語と、デベロッパーも腐心しながら、伝わりやすい、親しみやすい語呂を探しているのだなと感じました。

会社HPで熱い思いを掲げているマンションブランドには、あらためてグッとくるものがありました。やっぱり、住む側としては、まずは明確なコンセプトを形としてマンションブランド名に落とし込んでほしいと思います。

一方で、「上質な」と謳っておきながら、事業主都合で使い勝手が悪い部屋の間取りばかり提供していたのであればブランド価値は高まらないでしょう。どのマンションブランドも、その思いを具現化して素晴らしいマンションを作り続けてほしいと切に願っています。