ネット系住宅ローンの競争が熾烈ですが、色々比較してきた中で、「auじぶん銀行」はすごいと思いました。その理由とデメリットや注意点もまとめてみました。


auじぶん銀行
【公式サイト】
https://www.jibunbank.co.jp/pc/landing/homeloan/loan32/

auじぶん銀行 住宅ローンの特徴

以下、主な特徴です。

金利プラン(23年3月)

全期間優遇金利プラン(新規借入)
変動金利
0.289%(※)
0.389%

固定金利
当初10年
1.035%(※)
1.135%

※0.289%、1.035%の優遇は、au回線を契約して0.07%、「じぶんでんき」をセットで契約して0.03%引下げた合算の場合(上記は、住宅ローンの契約手続き申込完了までに適用条件を満たす必要があります。詳細は公式HPで確認してください)

0.2%台は、公表されている各社の商品を見る限り、最低金利です!

主な金融機関、最新の変動金利です。

金融機関 23年3月金利 備 考
SBI新生銀行 0.32% 4/30申込まで
PayPay銀行 0.349%
みずほ銀行 0.375%
auじぶん銀行 0.389% 0.289% ※1
イオン銀行 0.43% 0.38% ※2
ソニー銀行 0.447% 0.397% ※3
三菱UFJ銀行 0.475%  
三井住友銀行 0.475%
楽天銀行 0.55% ※4
※1、0.38%は物件金額の80%以下の借入
※2、0.289%はau回線、じぶんでんきセット加入が条件
※3、0.397%は物件金額の90%以下の借入
※4、手数料定額制(33万円)

保障内容

万が一の団信(団体信用生命保険)について。auじぶん銀行の住宅ローンは、「一般団信(全疾病)」と「がん50%保障団信」が無料で付いてきます。

全ての病気、ケガによる入院が連続31日以上になった時に、毎月のローン返済額が保障されます(回数に上限あり)。入院が180日を超えるとローン残高が0円になります。がんと診断されたら、住宅ローン残高が50%に。

がん100%保障団信が、+0.1%で加入できる

がん診断により残債が100%免除される「がん100%保障団信」が金利+0.1%で加入できる他、11大疾病保障プランが+0.2%で加入できるオプションもあります(団信など、保障内容についての詳細は公式HPをご確認ください)。

相談、手続き窓口

ネット完結です。急ぎの場合は、キャンペーンコードを入れると、最短2週間で借入できるように対応してくれるようです。

他、借入に関する諸条件

・諸費用を含めた借入が可能
・取扱手数料は借入金額×2.20%(最低220,000円)
・借入期間は1年以上35年以下
・最終返済時の年齢が80歳未満
・一部繰上返済は無料       
・全額繰上返済は33,000円             
・返済口座は本人名義のauじぶん銀行普通預金口座のみ
・他行からの自動入金サービス有り
・変動金利の「5年ルール」「125%ルール」が適用

他、主だった付帯サービスは特にありません。

auじぶん銀行の住宅ローンを選ぶメリット

条件次第で最低金利!(23年3月)

金利の低さにつきます!au回線と「じぶんでんき」を契約できれば基本の0.389%が0.289%に!公表されている限り、他社で2%台は見当たらないので、最低金利で借入が可能です。

引き下げ条件がどちらか一つ適用でもメリットはあります。

au回線だけなら、0.07%優遇で0.319%!まだ最低金利です!

「じぶんでんき」だけなら0.03%優遇で0.359%。これでも十分な競争力があります。

どれくらい差が出るでしょうか。

例えば、5,000万円を35年間借り入れる際、「auじぶん銀行」の0.289%と「三菱UFJ銀行」の0.475%で比較すると以下の違い。

1ヶ月の支払い額
a)、125,184円、三)129,241円

35年間総支払い額
a)52,577,179、三)54,281,007円

月々の支払い額が約4,057円の差
35年間の総支払額が1,703,828円の差

この差は大きいと思います。

充実の保障!「がん保障団信」100%が金利+0.1%

この保障が、auじぶん銀行を選ぶ決め手だと思っています。金利が低い上に無料で「がん50%保障団信」が付いてきます。他社より強い大きなメリットに!

そして、+0.1%で「がん100%保障団信」をつけられるます。基本金利が0.289%適用されれば、0.389%で「がん100%団信」保障になるため、現時点で最強だと持っています。

高額の物件を検討している人向け

auじぶん銀行の借入可能金額は2億円までです。メガバンクや一部のネット系では1億円の上限も多いで、東京都心部で高額なマンションなどを検討している人に取っては、大きなメリットになるでしょう。

auじぶん銀行 住宅ローン デメリット

デメリットは、審査基準が厳しいと言われていることです。ネット系はメガバンクと比べて厳しめ。商品要項で、例えばイオン銀行と比べても、ハードルが高いことが窺えます。

auじぶん銀行
「前年度の年収(自営業の場合は申告所得)が200万円以上」

イオン銀行
「給与所得者および会社経営者の方は前年度年収100万円以上、個人事業主の方は前年度所得が100万円以上」
(一部抜粋)

いくら条件が良くても審査に通らなければ意味がありません。

買い替えの際、後売り条件などの相談も難しいでしょう。残債など無いまっさらな一次取得で、ある程度の年収、安定した勤務先に数年以上在籍などの条件が求められると思います。審査に落ちた時のために、審査が易しめの他社のローンを考えておくこともお勧めします。

UQモバイルなど格安スマホを使っていたり、電気がマンション一括受電の場合はメリットが薄れるので注意ですが、条件が適用されなくても、金利0.3%台!(0.389%)でガン団信50%が付いてくるわけですから申し分ないと思います。

最後に

5回目の購入に向けて、色々住宅ローンを調べていたのですが、私は、変動で借りるのであれば、この「auじぶん銀行」の住宅ローンが最強だと思います!


auじぶん銀行
【公式サイト】
https://www.jibunbank.co.jp/pc/landing/homeloan/loan32/

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