今回は、僕が何度もマンション選びに失敗した理由と、どうやって住まいやマンションに関する自分の本質的な価値観を学んでいったのかを、ザックリ話したいと思います(分譲マンションを前提としています)。 

良いマンション選びとは 

前回のブログで、以下を書きました。

良いマンション選びとは、『自分にとって良いマンションとは何か』を購入以前にすこしでも洗い出して理解する事だと思っています。それと最低限の資産性。

資産性については一旦さておき、そうなんですね、なぜ、僕がマンション選びを失敗したのか、結論から言うと、

表層的な住まいへの憧れや華やかな住みたい街のイメージに邪魔されて、僕の本当の住まいに対する本質的な価値観を、自分自身購入前に理解できていなかったからです。

 

 

自分の生活感

僕は、産まれてから両親と暮らしたことがありませんでした。

わけあって、産まれてすぐに父親の姉夫婦の元へ預けられました。それから、姉夫婦とその子供2人との生活が始まりました。

幼少のころから青年時代、結婚する30代そこそこまで、色々なことに反発したり、家庭内でうまくいかないことが多かったですね。

フェイスブックでは嫌というほど自分の甘ったれた「過去のお話」を披露してきましたが、ここで多くは語りません。

リビングというか台所兼ダイニングでは、家族団欒などありませんでした。誰も台所へいないことを見計らってご飯を一人で食べたりしました。みんなと一緒にいることがすごく疎ましかった、家には極力帰りたくなかった、青年になってから結婚するまでは、家は寝るために帰るような場所でしかありませんでした。

家の温かさ、家族団欒みたいなものを自然に享受できていなかったのです。

だから、結婚して自分の家を持つようになった時、自分が一家の主になり家の真ん中にドスンと座って、なんでも家の中を見回せるようになった時、人一倍、生活とは素晴らしいものだ、温かいものだ、明るいものだ、という思いが堰を切ったように溢れだしたのです。

色々な視点から、今まで曇っていた「生活」「家」「家族」の輪郭がはっきりしてきたのです。

そして、出不精な僕にとって、人一倍、家族との生活、団らんに飢えていた、本当は家でゆっくり家族と過ごすことにあこがれていたというのが、僕の生活観だったのです。

僕は結婚して3回マンションを買い替えました。

買い替えるたびに、家(マンション)に対する本質的な自分の価値観が明確になっていきました。

  

結婚してから、もう家がほしくてたまらなくなりました。

最初は戸建てとマンション両方を見ましたが、マンションに落ち着きました。

最初の価値観は、

世田谷区に家を持つ!

加えて、区内でも、小田急線、田園都市線、京王線沿線の駅から徒歩10分圏内の限られたアドレス。

私は産まれてすぐ世田谷に移り住んでから、小中高、そして会社に入っても13年間世田谷区を営業で回るという、世田谷の隅から隅までを知り尽くしていましたので、世田谷を強烈に信仰していました!!!(笑)

①    世田谷の限られたアドレス、②子供は2人ほしいから3LDK、③限られた予算。

そしてなんとか上記の条件に見合った物件を見つけて無事に新居を購入しました。

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マンション選びに失敗 ① 

入居して暮らしてみて初めて、リビングが狭くて窮屈でゆっくりできないと感じました。

ああ、リビング12帖(キッチン入れて15.7帖)ってせまいんだ、とそこで、12帖が自分にとってどれくらいの広さなのか体感したわけです。

マンションを購入前、12帖という空間で、生活したことも家具を置いたことも意識した事もなかったのです。

ちなみに、このリビング12帖という数字は、広い狭いという尺だけでは片付けられないので、これについてはまた別の記事で詳しく書きたいと思います。

そこから、マンション物件を見ない日がありませんでした。

そうだ、寝室よりもリビングでテレビを見たりくつろいだり、リビングが一番大事じゃないのか?

広いリビングの物件に住みたい!

これも誤解しないでいうと、正しいマンション選びではありません。

あくまでも、自分にとっての価値観

ようやく、少し自分の住まいに関する価値観が顕在化されたのです。

でも、世田谷の中でも限られたアドレス価値観はまだ健在でした(笑)。

 

世田谷の広いマンションに住みたい! 

最低リビング14帖以上のマンションを探し始めました。

とんでもない価格になるんじゃないか!!

まあ、色々あり、なんと!予算内で上記のマンションを見つけ、車の衝動買い以来、妻に黙って衝動契約!

最初のマンションに1年半住んだのち、無事に2つ目のマンションに引っ越しました。

一つ目のマンションから、歩いてすぐの所でした。

田園都市線用賀駅から徒歩10分

リビング14.2帖(キッチン入れて17.2帖)の3LDK

さて、住み始めてみて

いいですねえ♪

広い!休日もゆっくりできる。

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マンション選びに失敗 ② 

だけど、、、

暗い!

気が付きませんでした。

予算内と広いリビングにしか目が向いていませんでした。

冬は特に暗いです。。

リビングの前に建物が詰まっている、などの理由で、リビングが暗いのです!

前のマンションは南向きで日当たり抜群で明るかったのですが、今度は西向きでした。

夜にモデルルームを見にきたくらいですから、前のマンションと同様、日当たり、明るさなんてマンションにとって当たり前だと思いこんでいました。

そりゃそうか、あんな予算で明るくて広くてなんて、世田谷で購入できるわけないよな。

夏、秋、冬と季節が移って始めて、暗さというものが自分の生活観にどんな影響を与えるか、ジワジワと押し寄せてきました。

ただ、ある程度ゆったりした広さの良さもあり、だましだまし3年住みました。

そして、ローンの返済が厳しくない?と思い始めました。完全に背伸びしすぎました。

買い替えにはちょうど良い機会。

で、2度のマンションは、いずれも中堅デベロッパーで、やっぱり大手のほうがきっと良い部屋なんだよなという、また新たな信仰が生まれてしまったのがこの頃でした。

そこで、次は大手マンションブランドで、部屋を探すことにしました。

自然と選択肢が狭まります。

でも、もう世田谷では、予算が絶対的に無理!

というわけで、他にも様々なタイミングが重なり、どこか、妻の実家に近い、東京の下町のほうの沿線でもよいかということになったのです。

価値観から、世田谷がぬけてくれました。

 

大手マンションブランドで、明るくて広い部屋に住みたい ! 

それでも、都内3LDKで、広くて明るくて、特に大手ブランドでって、やっぱり予算的に厳しいです。

そこで、夫婦30代後半になっていたので、おそらく子供ができても2人は無理だろう、それなら2LDKでもよいんじゃないかという話になりました。

そして、またもや、良い部屋を見つけました。

 

 

マンション選びに失敗 ③ 

また失敗…いやいや、今、おおむね80%は満足しています。

今のマンションについては、またおいおい書いていきます。

3回マンションを買い替えて、大手ブランドへの信仰は虚構だったことに気が付きました。

なぜなら、一番最初のマンションはベンチャーデベロッパーでしたが、今考えると企画も間取りもなかなかに面白くて、実は住む人にとても楽しい部屋を用意してくれていたと気が付いたこと

なぜ気がついたかは、何度も部屋に住んでみて、どんな部屋の形が住みやすいのかをだんだん理解できて来た時に、実はありきたりな間取りが多い大手より、企画力で十分に頑張って良い部屋を作っている、新興、ベンチャー、中堅が多いことに気が付いたからです。

そして、割安であること

また、他の人からの評判も入れてですが、決して大手だから安心ではないということ。

大手ブランドは、世田谷ブランドと同じように、自分にとって、良いマンションの価値観から抜けました。

(もちろん、僕にとって限られた予算で背伸びをしていましたから、大手も世田谷も身分相応にお金をきちんと出せば、素晴らしい物件ばかりですよ!)

このころになると、以前から志していた、東京のど真ん中でキャリアを成功させたいという価値観が褪せてきました。

というわけで、10年前の当初は、

世田谷の、しかもその中でも限られたアドレスへの狂気的な信仰と、将来的に子供2人はできるかなという凝り固まった家族像、3LDKへの限られた予算

しかなかった住まいへの価値観が、今では、

家族とゆっくり家で過ごしたい

ことが、僕にとって「住まい」に関する1番の価値観だと徐々に理解できてきました。

知らない街でも、大きな公園がある街とか、埼玉でも、千葉でも、茨城でも、神奈川でも、色々な物件を見るようになりました。

今なら、大手マンションブランドも、世田谷や、憧れの人気の街も、自分らしく豊かに生活するために、捨てられます。

もちろんお金があればなぁと、今でも魅力が映りますが、価値観が明確になった事で、僕にとっての優先順位は下がりました。

今のマンションは、都内の下町で、大手ブランドのマンション、2LDKですが、リビング15.5帖(キッチン入れて18.5帖)で十分に広く、角部屋の5階でどの部屋もめっぽう明るくて、概ね満足しています。

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と言うことで、限られた予算という制約の元、何度もマンション選びに失敗しながら、

僕の住まいに対する本質的な価値観が

①顕在化されたこと。

②環境やライフスタイルによって変わってきたこと。

というお話でした。

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