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東京都千代田区アドレス、駅徒歩2分、、、なんて聞くと都会の喧騒を連想されるかもしれません。今回は、東京都心部にゆったり住む!それでいて決して高級でない、お値打ちなマンションのお話です。

東京都千代田区東神田というアドレス

大都会東京の中心部。住みやすい??と思われるかもしれません。

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東京都千代田区といえば、皇居を囲んで「丸の内」「大手町」のような日本を代表するビジネス街や、政治の中心部である「霞が関」がある一方で、「一番町」といった日本屈指の超高級住宅街をも構える、東京の中心部に位置しています。「東神田」は、千代田区外れの最北端に位置しています。

浅草橋は言わずと知れた問屋街。大手企業や巨大ビルの丸の内や大手町とは違ったビジネス街の顔を持っています。

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近年、ビルの跡地にファミリータイプのマンションが建ち始め、住人の増加に伴って、ちょっとしたカフェなど新しいお店もできつつあります。ベビーカーを引いたママの姿もよく見かけるようになりました。

マンション概要

東京建物の「ブリリア」。好きなマンションの1つです。洗練されています。

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ブリリア千代田左衛門橋
東京都千代田区東神田
JR総武線「浅草橋」徒歩2分
12階建て54戸
分譲:東京建物
施工:日本国土開発
竣工年月:2015年8月

このマンションの価値は、都心中心部の最高の交通利便性を持ちながら、程よい住環境を両立した立地と、室内でゆったりできる間取り設計や室内の仕様を支えるマンションの造りにあります。

最高の交通利便性

浅草橋は、東京駅から約2.5kmという東京都心部に位置しているので、最高の交通利便性を誇ります。

JR「浅草橋」徒歩2分
JR「秋葉原」徒歩9分
JR「馬喰町」徒歩5分
都営浅草線「浅草橋」徒歩5分
都営新宿線「馬喰横山」徒歩5分
都営新宿線「岩本町」徒歩10分

以上、5駅、8路線を使用することができ、東京駅まで3分、日本橋まで4分で出られます。

この最高の交通利便性が、都心への通勤時間も短く、通勤ラッシュの遭遇時間も少なくしてくれ、自宅から要所へ移動のゆったり感を演出してくれます。

都心中心部でいながら、ほどほどの住環境

この浅草橋駅界隈は、都心の交通利便性と程よい住環境を両立させています。

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東京や秋葉原といった大都会からちょっと一歩入った東神田。駅徒歩2分とほぼ駅前ですが、周辺は問屋街であり、駅の乗降客数も多くないため、西隣の「秋葉原」や東2つ隣の「錦糸町」のような喧騒はありません。また、幹線道路が多い都心部ですが、国道6号線、14号線などの大通りから少し入った環境に位置しているため、車の騒音もほとんどありません。

ビジネス街で、夜間人口が少ないため、夕方から朝にかけて、また特に土日、祝日は静かな環境になります。f:id:murakoshi5:20171218010127j:image東京都心部における生活便利施設の近くに位置し、駅徒歩2分というほぼ駅前という立地にありながら、この住環境はとても価値があると思います。

物件の前には神田川が流れていて、船宿がたくさんあり、昔ながらの風情があります。

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また、国道14号線を挟んで少し歩くと一級河川の隅田川が。とても落ち着く水辺の環境です。

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住人が増えるとお店ができます。近年スーパーの「ライフ」ができました。徒歩10分以内の秋葉原界隈の商業施設を含め、生活利便性も十分だと思います。

更にこのマンションは、高い建物が林立した界隈において、2車線道路と幅広の一方通行の道路の交差点、神田川に囲まれた立地環境にあるのも、明るく開放的に住めるポイントです。f:id:murakoshi5:20171218154237j:image

都心でいて、ゆったりと暮らすことができる住環境。まさに都心の穴場です(関連記事)。

ゆったりとした部屋の設計

中住戸のBタイプの間取りです。

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犬も歩けば、大体このタイプの間取りにあたります(関連記事)

一般的な中住戸によくあるタイプの部屋で、隣のCタイプの中住戸と同様、シンプルな間取りではありますが、以下2点の理由から、とても住みやすい設計になっています。

4隅の柱が居室外に出ている事

特にリビングダイニングと、6帖の主寝室は完全に柱が居室外に出ていることで整形の部屋になり、とても使い勝手が良いです。68.50㎡という決して広くない空間で、柱が室内に出っ張らない設計が、家具やベッドなどの柔軟な配置など、便利にゆったり過ごせることに貢献しています。決して広くない空間だからこそ、この柱の位置が本当に大事なんです(関連記事)。

窓枠上部の梁が住戸外に出ている事

2つ目に、柱と垂直に交わって住戸を支えている梁(はり)ですが、特にリビング側、窓の上の梁が住戸外(上の階の住戸のベランダ側)に出ている事で、梁のでっぱりがほぼ無く、その分天井近くまでハイサッシを採用できます。

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このマンションの部屋のサッシ高は220センチ。日当たり、採光の向上に一役買います。周辺が高い建物であり、特にマンションの8階部分までは目の前にビルが建っていることから、ハイサッシにして開放感や採光、日当たりを少しでも多く確保した親切なつくり。

通常は、梁が以下のように、天井から室内に窓枠の上にドンと突き出すのが一般的なつくりです。

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ですので、梁の下までしか窓の高さを設けられません。我が家のLDのサッシの高さは200センチでした。正直、もう少し窓の高さが欲しかったです。

ということで、このマンションの住戸は、間取り設計上、シンプルながら部屋の使い勝手がよく、ハイサッシによって部屋全体も明るく開放感を多く感じられるよう、住戸の中でもゆったりした住み心地重視の工法によって作られています(関連記事)。

割安(!?)な物件価格

好立地と住み心地がよい間取りの「ブリリア千代田左衛門橋」ですが、価格は分譲当時、上記の3LDKファミリータイプ68.50㎡で5,600万円代~上層階でも6,000万円代前半でした。

以前、2017年11月時点の横浜市のマンション価格を紹介しましたが、今や、関東近辺の駅近マンションは、どこもかしこも平気で5,000万、6,000万円してしまう中、東京都千代田区アドレス、駅徒歩2分!でこの価格帯です。僕には到底手が届きませんが、同じ東京都でも、8,000万円~億ションの港区や品川区、目黒区、渋谷区のマンションと比べて、とても割安感があります。

この価格設定は、東京都心の最高の交通利便性という屈指の価値が、住宅地としての価値、人気が低いことで相殺されてしまっているからだと考えます。単純に、浅草橋に住みたい人が今までは少なかったから、そのための割安感。ほどよい住環境であり、次々に新築マンションが建ち始め、夜間人口も増える中、すでに住宅価格は上がってきています。

左衛門橋

この物件の名前にもついている、物件前の神田川に架かる「左衛門橋」。

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この橋の由来ですが、橋の北側に、鶴岡藩(通称 庄内藩)、酒井左衛門尉(さかいさえもんのじょう)の屋敷があったことによるものとされています。この辺りは神田川で浅草橋の北側、「蔵前」まで物資を運ぶ名所。現代、高額納税者や著名人などは、世田谷区、目黒区などの東京の西部に居住していますが、昔はこの周辺、大名屋敷などが連ねていた由緒正しき一体だったことが窺えます。

1つ気になるところ

最後に、気になる所ですが、周囲は高い建物だらけです。当然高級住宅街の周辺環境とは違います。この界隈のマンションを選ぶのであれば、住まいの優先順位として立地優先で眺望や開放感は捨てる、もしくは、できるだけ高層階を選びたいところです。

以上、東京都心部の交通利便性と住環境を両立させた立地に建ち、親切な住戸設計でゆったり住むことができる、それでいてお値打ちなマンションのお話でした。

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