マンションには、雨、風にさらされているバルコニーがありますが、この部屋の外での生活も、マンションライフにおける楽しみの一つになります。

マンションのチラシやモデルルームでよく見られる、バルコニーでのカフェテラス仕様は、実際の生活の中で本当に機能するのでしょうか? 

バルコニーで夢のようなマンションライフ!

マンションの折り込みチラシ、パンフレットなどを見ると、必ずと言ってよいほど、ウッドデッキのバルコニーにウッドテーブルやソファが置かれていて、いかにも戸外のバルコニーでもリビングみたいにお酒を飲んだり、カフェ気分で充実したマンションライフが送れますと打ち出されています。バルコニーにソファを置いた画像に『一つ上の生活!』みたいなキャッチフレーズが添えられているという。

まさに自分も『マンションライフっていいなぁ、自宅のバルコニーでカフェラテでも作ってゆっくり秋の夜長に…』なんて考えるようになっていました。

そこで、単純な私はやってみたわけです。それはそれは楽しみに、入居と同時に雑貨屋さんでガーデンテーブルとデッキチェアを購入してきて。

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妻は最初から冷めていましたね。『どうせ飽きるよ、荷物になるし。無駄な買い物しないでよ・・・』と。

そして入居と同時に配置!憧れのマンションライフ。バルコニーでのカフェテラス気分。

夏の夜は、待ってました!と友達を家に呼んでバルコニーで飲み会を開いたり、秋の夜長は、妻とテーブルでアロマキャンドルを灯しながらカフェラテを作って楽しんだりと(なんだかんだ妻は楽しんでいました・・・)、予定通り、夢のようなバルコニーライフを始めたのでした。 

 

カフェテラス気分が続かなかった理由

しかしながら、ガーデンテーブルとデッキチェア。当年の寒い冬を経て、翌年の暖かくなるころには、すっかり吹きざらしのオブジェと化してしまったのです。

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主な3つの理由。

まずバルコニーライフを楽しめるような環境にありませんでした。目の前は建物の壁、日陰、近くに大通り。そして、戸外で楽しむ季節って、年間を通して本当に少ないんですよね。仕事もしていますから、そんな街中の環境の中で、頻繁に日中からバルコニーでカフェラテ飲んでても気味悪いですし。

次に騒音、生活音の問題。下の住戸や隣の住戸で同じことをやられた時に、こんなにうるさいものなのかと気が付いて、それ以来、自分たちもバルコニーに出て喋ったり騒いだりするのを控えるようになりました。住宅街の静かな夜なんて、普通に話しているだけでも結構響いて、近所迷惑です。

最後に、戸外へ置くウッドテーブルやチェアの仕様ですね。こんなことも知らずにイメージだけで購入しましたが、外に置いていると雨風でボロボロになってきます。見るや無残。表面が剥げたり汚れたりで座りづらくなり、廃れたオブジェへと変わっていきました。犬を飼っていたので、おしっこを引っかけられるトイレにされてしまう始末。

自宅でのカフェテラス気分を夢に見ていましたが、そのうち、近くのスタバへ行った方が、、、。

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バルコニーでカフェテラス気分を充実させるには

では、ウッドデッキ、テーブル等が無用の粗大ごみ、オブジェ化しないために、バルコニーライフを楽しむためには、どうしたらよいのでしょうか。

バルコニー周辺の環境

まず、本気でバルコニーライフを楽しむのであれば、周辺環境が大前提です。見合った環境のマンション、住戸位置を吟味して物件を選ばないといけません。緑が多く落ち着く環境でしょうか。バルコニーに滞在して、周辺の建物や階下の通行人からの視線は気にならないでしょうか。駅に近く、建物に囲まれているような騒々しい環境だったら、バルコニーでカフェラテを飲んでいる自分が惨めになり、洗濯をする以外にバルコニーに出なくなるでしょう。その点、タワーマンションは楽しみやすい環境が多そう!でも、高層階は風が強いかな?。

バルコニーの仕様

バルコニーの空間仕様も大事。まず、バルコニーの奥行きですね。幅はある程度狭くてもよいですが、奥行きがないと、空間に圧迫感が出て開放的になれません。できたら2mは欲しいです。準大手や中小デベロッパーのマンションには、1,2m~1,8m程の奥行きのマンションが多いのですが、2~30センチでも結構違います。ただし、私が過去に住んだマンションのように、バルコニーの奥行き4,000mmはやりすぎです。最上階でなければ、その分、庇(ひさし)の奥行きも出るので、肝心な室内への採光が弱まり、バルコニーは広く明るく、室内は暗くで本末転倒に(関連記事)。

また、人の気配や声を少しでも軽減できるような、隣住戸とのパーテンションが高い仕様であることも大事です。住戸ごとにコンクリートで隔てられたマンションであれば、バルコニーでのプライバシー性は高いですね。現代のマンションの造りはほとんど隔て板になっており、昔のマンションの造りに多いです(関連記事)。

ただし、マンションを選ぶ際にバルコニーの仕様まで吟味するのは重箱の隅をつつくような問題です。枝葉末節にならないように!

風化させない屋外家具を選ぶ!

雨風に強い高級素材のウッド製品を買いそろえること。ある知り合いが、ベランダに綺麗なウッドデッキを敷き詰め、ウッドソファを置いていました。「有名な商業施設に設置してあるようなウッド素材を使用しているもので、雨風にめっぽう強い素材なんです。商業施設のウッドデッキや、並んでいるテーブルやチェアなんて、表面がボロボロになっているの見たことがないでしょう?」と。素材からして違うのですが、なんと費用がウン百万円もかかったと・・・・!私のウッドテーブルとチェア一式は、2万円前後でした・・・。

風化しないような手入れを怠らない

100万円も屋外専用の家具にお金を出せませんよね。であれば、肝心のウッド製品たちが戸外でも光り輝き続けるよう、風化しないような塗料材を塗るなど手入れを怠らないようにしなければなりません。ネット検索で「インウッド」が出てきました。随分と劣化、風化を防げるみたいですよ。靴磨きすらできない私には無理ですが。

近隣の住人、隣住戸に気を遣う

バルコニーで話してていると大声でなくても、かなり響きます。近隣にも配慮しながら上手に付き合っていきたいです。

以上になります。

結構、ハードル高いですよね・・・。

最後に

モデルルームのバルコニーは煌びやかなバルコニーライフを想像できる仕様となっており、来館者の気持ちを盛り上げてくれるものです。上記で述べてきたように、バルコニーでの生活を夢見ることはとてもハードルが高く、マンションでの生活はそんな華やかなものでもありません。イメージだけで購入する気持ちを盛り上げすぎないよう、モデルルームは冷静に見学しましょうね。

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