マンション1階住戸のメリットやデメリット、選ぶ際の注意点をまとめてみました。

1階住戸のメリット

価格が安い

眺望や日当たりの良さを求める人が多いマンションでは、1階住戸の人気が相対的に低く、価格が抑えられます。ただし、戸建てが人気のエリアや、専用庭が付いたプランなどでは、1階住戸の方が、2階や3階よりも価格に反映されるケースもあります。注意してほしいのは、価格だけで安易に選ばないこと。1階住戸の特徴や良さ、住まいの優先順位付けを明確にした上で検討しましょう。

階下に気を配らなくて済む

子供をつくって伸び伸び育てたい家族や、階下の住人が必要以上に気になる繊細な人には、1階住戸は検討に値すると思います。

共用部やエントランスに近くて便利

1階住戸は、災害時や不慮の事態にも対応しやすい、また、エレベーター待ちをせずに迅速に外部と行き来できたり、1階共用部を利用しやすいメリットがあります。各階にゴミ置場が無いマンションでは、ゴミ捨ても楽です。

庭付き住戸で快適に暮らせる

一戸建て感覚に近い専用庭付き住戸やテラスを選べば、緑を身近に感じられたり開放感ある暮らしを楽しめます。植栽やペットの飼育を楽しんだり、子供ができれば遊具や簡易プールを広げるなど、生活の幅も広がるでしょう。中には、住戸から直接車に乗ることができる駐車場付きプランを選べるマンションもあります。

専用駐車場付き1階住戸は、郊外や駅から距離がある立地のマンションに多く、人気があります。

1階住戸のデメリット

あるマンションの1階平面図を見ながらデメリットを見ていきます。

ハザードリスクが高い

生活が脅かされる大きな問題です。特に、私が日頃見ている城東エリアでは、1階住戸でノーリスクなエリアは、ほんの一部です。万が一のリスクを把握したうえで検討しましょう(関連記事)。

防犯上のリスクが高い

こちらも、安心して生活を送るためには大きな課題。外部と接しているわけですから防犯上のリスクは高いです。窓面が外部ではなく、セキュリティがかかった敷地内であれば、比較的安心(上記の図面では、バルコニー面が外部の歩道に面しています)。住戸位置で言えば、角住戸よりも窓面が少ない中住戸の方が安心と言えるでしょう。窓や玄関に防犯センサー、バルコニー以外の窓にルーバー可動式面格子など、設備面も確認しておきたいです。

室内の採光、眺望が弱い

室内の採光、眺望は弱くなりがちですから、できたら角住戸や、周囲が少しでも抜けている住戸を選びたいです。上記、平面図、南西角住戸の101号室は、家族で1番利用するリビングダイニングと、夫婦の寝室に利用しやすい洋室(1)が2面採光になっていて明るい住空間になりそうです。

プライバシー性が劣る

公道に接していれば、外を通行している人から室内への視線が気になります。マンション内では住人からの視線にも晒されることに。例えば平面図、エントランスに近い105号室は、マンション内で住人が1番通る場所なので、玄関を開けるたびに、エレベーター待ちをしている住人や、階段を利用する住人と顔を合わせるケースが多くなります。101号室のように、エントランスやエレベーターから離れた角住戸であれば人の往来が少なく、プライバシー性は高くなります。また、角住戸はポーチがある場合が多く、当住戸の住人以外はポーチ内に立ち入ることはないため、住人の気配が気になることも少ないでしょう。ただし、101号室は、駐車場や駐輪場からの視線や喧騒は少なからずありそうです。

居室付近の騒音

エントランスやエレベータ付近など、たまり場になりがちな空間付近の住戸だと、住人が通る足跡、会話などの騒音が気になります。特に大規模だと、エントランス付近に幼稚園児の親同士が滞留して会話が始まったり、子供が走ってエントランス付近を遊び回ったりする、なんて場面が出てくるかもしれません。そもそも外にいると色々な音に晒されているので、住戸内からの音はそれほど気になりませんが、静かな住戸内にいると、外からの音は結構響くんですよね。

通風が弱い

周囲の建物に遮られ、高層階より風の通りが弱まります。風通しと日当たりが弱い住戸では、室内の湿気が高まることも懸念されます。クローゼットの中の衣類や雑貨にカビが付着しないように対策が必要になるケースも出てくるでしょう。窓が多い角住戸が良いですね。

ゴミ置場の衛生面に注意

ゴミ置場に近い住戸位置は、衛生面、臭いが気になります。特にゴミ出しの日や清掃の日は、管理人や清掃スタッフがゴミ置き場のドアを長時間開けながら作業をするため、窓を締めておくなど対応が必要になりそうです。

虫が多い

他の階よりは虫が入り込んできたり、夏場は蚊も気になります。専用庭での虫の死骸を見ることが増えそうです。

売却する際のリセールに影響する?

私が住んでいるエリアでも、「住まい選びは3階以上をマスト」にしている方が一定数います。

つまり、売却時は、1階住戸の要素だけで敬遠される機会が増えます。リセール(%)を出す上で、分母となる購入価格が安ければ、リセールが弱くなるとは一概に言えませんが、買い手が中々付かず、想定以上に価格を下げて対応する覚悟はしておく必要があります。

大きくは以上になります。

まとめ・最後に

1階住戸は、メリット以上に注意点が多くあります。暮らし始めてから後悔しないように、まずは、生活を脅かす「ハザードリスク」や「防犯面」を把握すること、その上で、室内の明るさなど、快適な住空間をつくる要素を吟味して、自分の価値観にあった住まいを選びましょう。

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