日本における分譲初のオーバルデザイン型マンションが、東京都心湾岸エリアにまもなく誕生します!マンションブロガーさんの間で騒がれなくなって久しい気もしますが、先日ようやく、モデルルームを訪問してきました。

プラウドシティ東雲キャナルマークス 物件概要

プラウドシティ東雲キャナルマークス
東京都江東区東雲1
東京メトロ有楽町線「豊洲」駅徒歩10分
りんかい線「東雲」駅徒歩15分
15階472戸
駐車場:165台
自転車置場:993台
用途地域:工業地域
分譲:野村不動産
施工:長谷工コーポレーション
管理委託会社:野村不動産パートナーズ
施工予定:2020年1月
(2019年7月27日現在)


(画像出典:プラウドシティ東雲キャナルマークス公式HP)

このマンションのデメリット・気になる点は

このマンションの気になったところは・・・
えーと、正直言ってありません!

・何故タワマンでなく、あえて板状マンション
・東雲1丁目交差点付近の騒音がうるさい
・平均坪単価330万円!?パークタワー晴海も買える
・しかも月々の管理費もタワマンと変わらない(70㎡住戸の月々管理費が23,000円)
・この使いにくい間取り、実質的に坪単価損している気が
・トリッキーな間取りに、どうやって家具を配置するのでしょう
・隣のパチンコ屋、毎朝10時開店前にモーニング客の列
・学区の中学が、徒歩6分の深川第5中学校ではなく徒歩13分の辰巳中学校
・小学校も橋渡って辰巳へ

などなど、ひょっとしたら、細かい(?)点が気になるかも知れませんが、何度か現地を歩いているうちに、僕はこのマンションにとって、細かい指摘は野暮だと思うようになりました。

夢と楽しさとプラウドシティ東雲キャナル

プラウドと共に、将来の夢を膨らませ、生活の楽しさを追求し、日々居住者が幸せになっていく、これこそ「愛が長続きする」を謳ってもよいマンションだと思いました。

経年優化を目指す「キャナル0」の夢

現地を知らない方は、まず現地周辺を何度か歩いて欲しいと思います。このマンションの良さを語る上で外せないのが、当マンションの建設地に隣接する街区「東雲キャナルコート」。6街区で構成されています。

その核を成す「東雲キャナルコートCODAN」は、都市再生機構(UR)が手がけた賃貸型集合住宅で、6街区それぞれに6組の建築家が設計した個性的なデザイナーズマンションが密集した未来型住宅の様相を呈しています。


隈研吾氏デザインの3街区

6街区を縫うように中心を突き抜ける「S字アベニュー」には、様々なショップが建ち並び、居住者を楽しませてくれます。

居住者が中心となって、フリーマーケットやハロウィンパレードなど、様々なイベントが季節を追って開催されているとのこと。子供たちも、安全なこのS字回廊を伸び伸びと走り回っていましたよ♪

オーバルデザインの「0」を身にまとった、この「プラウドシティ」は、キャナルコートを後世に湾岸レガシーとして残ることを見据え、この6街区の前衛、東雲1丁目の都心寄りに位置する場所に、語り継がれるデザインを折り重ねようと、野村不動産が戦略的に手がけたマンションなのです。この6街区と一体化するデザイン空間、「6街区+0街区のオーバル」を演出する野村不動産の事業プロジェクトに夢を感じずにはいられません。将来、時間が経つほどに経年優化していく、夢が溢れんばかりの企画、マンションだと思うとワクワクしてしまいます!!!

・・・・とかいって、僕は、デベロッパーのもくろみに溺れすぎでしょうか???

少し現実に戻って、あらためて周りを見渡してみると、、、

このマンションが建つ「東雲1丁目の交差点」は、車や人は多かれど、場所が良いですね。

巨大なイオンで日々便利に楽しくお買い物。

「グランチャ東雲」で、お年寄りや子供たちと触れあい、世代を超えた活動場所として。

キャナルコートを庭に、東雲水辺公園で風を感じながら散策し。

東に橋を渡れば、辰巳の森海浜公園が。現在、東京オリンピックの競泳会場を建設中です。

逆方面は、豊洲まで徒歩10分で歩けます。

豊洲、辰巳、東雲の三角地帯の真ん中にマンションは位置しています。豊洲駅徒歩10分は微妙ですが、りんかいせんの「東雲」も利用できますし、いい感じの立地です。何度も言いますが、まずはこの界隈を訪れて歩いてみてください。

広大な中庭と無数の共用空間で生活を愉しむ

夢があるエリアから一歩マンション内に入り込めば、たくさんの楽しい時間が待っています。


(画像出典:プラウドシティ東雲キャナルマークス公式HP)

住人が利用できるオーバル内4,000㎡を誇る中庭と、そのオーバルデザイン1階に用意されている無数の共用空間が、日々のライフスタイルを豊かなものにしてくれます。中庭での過ごし方、これは、ぜひモデルルームのプロジェクトマッピングを見て欲しいなと思います。こういうところは、野村不動産は魅せますね。

共用施設は以下
・パーティラウンジ
・キッズラウンジ
・ランドリーカフェ
・ゲストスイート
・マルチルーム
・DIYデッキ
・ガーデンズカフェ
・ライブラリーラウンジ
・ワーキングスタジオ

最近、サードプレイス的な共用空間は、どのマンションも取り入れていますが、さすが、その上を行っています。やっぱり人は、大人も子供も楽しさで動きます。

駐車場も都心エリアにして全台自走式だし、車寄せもしっかりあるし、植栽、水際などランドスケープデザインの充実ぶりが窺えます。実際のできあがりが本当に楽しみなマンションです!

住戸の設備、仕様

主な住戸の仕様や設備について列挙しておきます。

・キッチン天板が御影石
・食洗機
・生ごみディスポーザ
・リモコン付きレンジフード
・IOT対応(住戸内設備、共用施設予約など)
・魔法瓶浴槽
・ミストサウナ
・ウゴクロ(住戸タイプによる)
・ミライフル(キッチンPS無くしリフォーム柔軟対応)
・ハンズフリー電子キー
・カメラ付き玄関インターフォン
・可動式ルーバー面格子
・ローシルエットトイレ
・トイレ手洗い付きカウンター
・二重床・二重天井
・ハイサッシ(2100)

キッチン天板が御影石から、カメラ付きインターフォン、そして2100ハイサッシまで、素晴らしいですね。湾岸エリアや都心部のマンションを見慣れている人からすると一般的なのかも知れませんが、普段、高級マンションの類いを見たことが無い僕は、さすがプラウドだと感嘆しました。これだけの金額支払うのですから、当然といえば当然なんでしょうかね。残念だったのはスロップシンクが無いことくらいでした。

プラウドシティ東雲 価格 間取り

それでは、472邸もの大規模オーバル型レジデンスの中で、どの住戸を選べば良いでしょうか。このマンション、大きくは4つの棟に分かれています。

先週、モデルルームを訪問したときは、全体472戸のうち6割ほどが販売済みとのことでした。西向きの「アクアコート」はすでに完売。中庭を臨む南向き「ガーデンコート」193戸は、3月から販売し約80%ほどが販売済み。東向きの「ブライトコート」は、売り出して1週間程と聞きましたが、87戸中30戸ほどが販売済み。西向きと東向きは若干価格が抑えめなので売れ行きが早いですね。

南向き、大通り沿いのフロントコートはこれから分譲予定です。条件が1番良いような?悪いような?ですが、どれほどの価格で出してくるでしょうか。中庭棟の売れ行きと、来年の1月に竣工予定であることを鑑みると、少し抑えて出してくるような気もします。ただし、フロントコートは、大通りの騒音に加えて、目の前の豊洲駅へ向かう歩道が結構な人通りであること、またイオンの駐車場から出てくる車が、もろにバルコニー側正面を向いて信号待ちしてしまうので、低層階は、騒音に加えて、車や人からの視線が気になってちょっと落ち着かないなと思いました。

ちなみに、どんな販売戦略かは知りませんが、「プラウドシティ越中島」の時より売れ行きは断然遅いですね。

以下、先着順販売住戸(※次期以降販売予定住戸)を共有します。

ガーデンコート(南向き、中庭ビュー)
GB、2階、72.42㎡、6,657万円(@303万円)
GB、14階、72.42㎡、7,557万円(@344万円)
※GC、9階、74.15㎡、7,487万円(@333万円)
GD、7階、74.66㎡、7,367万円(@326万円)
GE、6階、62.62㎡、6,547万円(@345万円)
※GF、14階、73.70㎡、7,837万円(@351万円)
GI、13階、73.70㎡、7,727万円(@346万円)
GJ、5階、72.00㎡、7,157万円(@328万円)
GK、4階、74.66㎡、7,237万円(@320万円)
GM、7階、72.42㎡、7,037万円(@321万円)
GM。13階、72.42㎡、7,407万円(@338万円)
GN、14階、73.10㎡、7,327万円((@331万円)

ブライトコート(東向き)
BF、6階、60.86㎡、6,079万円(@330万円)
BE、10階、65.46㎡、6,689万円(@337万円)
BC、3階、70.29㎡、6,369万円(@299万円)
BA、3階、60.86㎡、5,839万円(@317万円)
BA、15階、60.86㎡、6,999万円(@380万円)
※1坪(@)=3.305㎡にて算定

平均坪単価はそれぞれ、330万円といったところでしょうか。高い!!!!正直、パークタワー晴海も、シティタワーズ東京ベイもグロスなら手が届きそう。しかも、管理費もタワーマンションと同じくらいの金額という・・・。

婉曲に建物を造るので、トリッキーな間取りが多いのですが、分譲中の住戸の中では、GC、GE、BE、当たりがオススメでしょうか。理由は簡単で、専有面積をしっかり生活有効スペースに充てて、実質的な坪単価を少しでも稼いでいる、トリッキーな中で良心的な間取りの住戸だからです。

住環境を見たときには、湾岸のマンションなので、できたら中層階以上、災害時のことを考えると3階以上を選びたいですね。本当に災害が起きたら低層階や高層階の問題だけではありませんけど、心理的な意味合いも含めて。ただし、ハザードマップ上は、盤石なエリアなので安心感はあります。

ガーデンコートは、中庭ビューで前面がフロントコートの背中なので、日当たりを考慮すればもちろん高層階に越したことはありません。ただ南向きなので低層階からも一定の日当たりは臨めそうです。
東向きのブライトコートは、目の前が会社の庭、アプローチ部分になっているので、ある程度低層階から抜けた環境になります。交差点からも少し奥まっているので、騒音も少し軽減されます。僕なら価格とのバランスを踏まえて、ブライトコートの中層階、BB〜BEタイプの中で選びたいですね。

以下、(最低限)おススメの3つのタイプ。

GC

GI

BE

他の主だっだ間取りは以下です。トリッキーですよ!柱の食い込みやら斜めやら厳しいなぁと。家具の選び方にも力が入りますね!

GA

GB

BA

BC

これら間取りを見て気持ちが萎える前に、まず現地を歩いて気持ちを盛り上げましょう!笑

プラウドシティ東雲 モデルルームで気になった点

このマンションの気になったところは、

無いです!無いんです!!

なぜタワマンでなくて板状マンションなのかって?

このエリアにタワマンでなく、あえて板状マンションにしたのは、僕が営業の人にだまされていなければですが、野村が威信をかけて、キャナルシティ6街区の最前線、キャナル0としてオーバル型の後世に語り継がれるマンションを、タワマンの認可を取らず、利益を削ってでも創りたかったからです。

7,000万円以上も出して家を購入したのに、欧米のシャレオツな家具を、どうやってトリッキーな間取りの部屋に配置するのかって?

いいじゃないですか!コルビュジエもびっくりするような、小ぶりだけど幾何学的なアートのような家具を青山界隈で物色して、何百万円も出して購入してみるのも楽しい限りじゃないですか!

70㎡住戸の月々管理費が23,000円!?

そりゃしますよね、普通のマンションより月々たった5,000円~10,000円くらい多く出してですよ、広大な中庭とこれでもかって充実した共用施設にぎっしり楽しさと彩りを詰めてくれるんですから!共用施設削って、ランニングコストだけ見栄え良く安くして、居住者にとっていかにも良心的そうななそこらの大規模マンションとはわけが違うんですよ!水じゃんじゃん流して、植栽じゃんじゃん手入れして、お金思いっきりかけて夢を売るのが野村不動産の矜持なのです!

平均坪単価330万円!築浅中古のタワマン買っておつりが来る?パークタワー晴海も買える?

そりゃ、将来、国内初の分譲オーバル型マンションとして、隈研吾デザインのマンションの隣に自慢できるマンションを保有するわけですから、湾岸レガシーに住むわけですよね?それくらい投資しましょうよ!

現地の隣のパチンコ屋は、毎朝10時開店前にモーニング客が並んでて風紀が乱れる?

・・・まあそれはそうかもですね・・・。
僕はパチンコ好きなので、モーニングで並ぶくらい出るパチンコ屋みたいだからラッキーですけど!
あ、そうだ!パチンコ屋も安藤忠雄にデザインを頼んでみてはどうでしょうか。モーニング並んでいるお客様には、ポールスミスの服でも着せてあげましょう。

以上、ということで、気になるところは、無し!です、

と終わらせたいところでしたが、真面目に気になっていることが幾つかあります。

まず、本当にオーバル状の中庭が、野村不動産が描いているようなライフスタイルを生み出せるかどうかと言うこと。

例えば日陰の部分が思っていたより広かったり時間的に長いと、中庭で過ごす人も少なくなる気もしますし。それと、気になるというか、野村に造ってもらう受け身の姿勢だけで無く、居住者も一緒に語り継がれるマンションを管理していかなければならないプレッシャーがあるのも確かですよね。中庭でのライフスタイル創造、数々の共用施設の将来的な運営を模索しながら遊休資産化させないこと、住人同士のコミュニティ形成など、「CODAN」と同じように居住者一体となってこのマンションを語り継いでいく責任があります。

それとひとつ、通学区の問題。小学校は橋を越えて辰巳第二小学校。
中学校は、先ほど行ったように、豊洲方面に歩いて6分の深川第5中学校では無く、こちらも橋渡って13分歩いて辰巳中学校。このエリアに住むのであれば、やっぱり辰巳方面ではなく豊洲方面で子供を教育させたり遊ばせたりしたかったかなと感じます。「江東区は越境できますので」と営業の方は言っていましたが、それは無理でしょう。それなら、居住者はみんな越境希望して豊洲方面は希望者過多になりますよね。

最後に

個人的な想いが多々入りますが、やっぱりマンションを検討するに当たって、プラウドは最も最初に検討すべきブランドだと思います。プラウドは、「がっちりしたマンションを造る」のではなく、「楽しく住んでもらうために」という発想や企画がとても柔らかく楽しさに溢れています。人気やブランドは、企画力、居住者目線から積み上げられるモノ。僕も昨年、数時間の判断の差でプラウドブランドを買い逃し、今のマンションを購入するに至ります。それがトラウマになっており、いつの日かプラウドに住みたい!と人生の目標にもしています。特に、このマンションは、東京都心湾岸エリアのレガシーとなるべく、金額や細かいこと抜きにして、住まう誇りをもたらしくれるマンションです。やっぱり、子供も大人も、突き動かすのは「夢と楽しさ」なんですよ。

2020年7月14日追記

竣工して半年近くが建ちますが、野村さんにしては珍しくゆったり販売しています。湾岸エリアの人気と、竣工後売りが増えてきた時代背景だけでなく、このマンションのコンセプトに自信を持っている顕れですね。少し前に晴れた日を狙って見に行ってきました。周辺にタワーマンションが多い中で、目立った存在です!エントランスから覗く「キャナルゼロ」(0)のオブジェが格好良いですね♪



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