マンションを選ぶ際、エリアや立地や価格は最も重要なことですが、続いて「間取り」についても、日々の住み心地に関わってくる非常に大事なものと考えています。

3LDKタイプのマンションの間取りタイプは、実はデベロッパーの数ほどありません。どこのデベロッパーが部屋を企画しても、分譲マンションの多くが代表的な2つの間取りに集約されます。

主な2つに集約される3LDKの間取り

2つのタイプに集約される理由を簡潔に言うと、デベロッパーが、効率良くたくさんの部屋を並べて供給しやすく、かつ最低限の住空間を確保できる形状だからです(関連記事)。

ですから、特に効率性を活かせる、中規模、大規模マンションは、最上階や角部屋を除いて、この間取りに集約されるといっても過言ではありません。

 田の字型の間取り(縦長リビング)

一つ目が、田の字型(縦長リビング)です。どんな特徴があるでしょうか。

・玄関側は基本、共用廊下

・右隣りも左隣りも同じ間取りの部屋

・どの居室も長方形

・窓は4枚のみ

・洋室、LDすべての部屋に風通しと採光

・共用廊下側の部屋は窓が小さめで暗めの環境

・玄関を開けるとLDの中まで見られやすい

・LD部分(キッチンとダイニング)が、ベランダ開口部から奥まっていて採光が弱め

 田の字型の間取り(横長リビング)

二つ目が、田の字型(横長リビング)です。

上記、縦長リビングタイプの特徴に加えて以下。

・窓は3枚のみ

・LDに面した洋室には窓が無い

・LDの開口部が広く開放的で、LD、キッチンまで採光、日差しが良好

・廊下が長くなり、玄関を開けてLDでの生活は見えにくい

以上、代表的な2タイプの間取りを紹介しましたが、「田の字」型と呼ばれている理由は、間取りの形が「田」の字に似ているからです。

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田の字型の主なデメリット

住戸幅である開口部が狭く、奥行きがある長方形の住戸の形がデメリットを生みます。大雑把に言えば、住戸幅1:奥行き2(住戸スパン6m:奥行き12m)の不文律。

開口部が狭いので採光が弱いです。住戸の形が長方形になるので、生活に使用できない廊下部分などのデッドスペースが多くなり、空間効率が落ちます。LD、洋室ともに長方形の空間は、家具の配置など使いづらい空間になります。

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田の字型間取りのメリットとは?

最後に、この間取りのメリットについて。

最大のメリットは、効率的な土地活用と部屋の配置、窓が少ないなど1部屋1部屋の低コストの作り、何百という部屋に割り当てられる浴室ユニット、水回りなど業者への購買条件とうによって、安くマイホームを購入できることにあります。

言いかえれば、売主にとってコスト負担を最小限に、効率的に供給できるということ。

60㎡~70㎡規模の一戸当り、上物価格は1,000万もいかないのではないでしょうか。都内で買うと何千万もするのは、ほぼ土地代ってことですね。

もうひとつ、デメリットが多そうなこの間取りですが、よくわからないまま、小規模マンションでトリッキーな間取りをつかまされるよりは、、、マシと見ることもできます。100点ではありませんが75点。広くて効率的で窓もたくさんある、良い間取りを選ぶ事は現実的に難しいので、立地やエリアから『良いマンション』をしっかり選べば、間取りはこのタイプで満足すべきでしょう。大きな失敗をしない、初めて購入する人にも安心して住める部屋の形です。

最後に・まとめ

私たち庶民は、現実的にこの2タイプの間取りから選ぶことになりやすいと認識しておく事です。その上で、少しでも条件が良い住戸を選ぶ視点を持ちましょう(関連記事)。

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