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マンションを購入する際、およその方が、あの街の沿線、立地、価格、そして少しの大手不動産会社の情報に当たりをつけて、物件を選ぶのではないでしょうか。そこで今回次回と、僕だったら検討の選択肢に入れるマンションブランドを書きたいと思います。 

マンションブランド、会社の種類

不動産会社というと、賃貸業含め様々な事業会社がありますが、今回は、新築マンションを開発、販売しているデベロッパーに限定して話を進めます。
大手財閥系、商社系列、鉄道会社系、建設会社系、ハウスメーカー系列、マンション供給専業会社など、物件を選ぶ前に、かなりの数の会社がマンションを作っていることを、まずは知ってほしいです。
最大手からあげていくと
『パークハウス』の三菱地所
『パークホームズ』の三井不動産
『シティハウス』の住友不動産
『プラウド』『オハナ』の野村不動産
『ライオンズマンション』の大京
『ブリリア』の東京建物
『ブランズ』『ドレッセ』の東急不動産
『クリオ』の明和地所
『ジオ』の阪急不動産
『グランスウィート』の丸紅
『クレヴィア』の伊藤忠都市開発
『アトラス』の旭化成
『ヴィークコート』の清水建設
『ウェリス』のNTT都市開発
『クラッシーハウス』の住友商事
『グローリオ』のセコムホームライフ
『ルフォン』のフジサンケイグループ
『プレミスト』の大和ハウス工業
『イニシア』のコスモスイニシア
『オーベル』の有楽土地建物
『ディアナコート』『ピアース』のモリモト
『レーベン』のタカラレーベン
『ソライエ』の東武鉄道
などなど、他にも「え?この会社、マンションも開発しているの!」とびっくりするような会社もあります。また、三井不動産のように『パークホームズ』『パークタワー』『パークリュクス』と、ブランドを使い分けている会社もあります。
 

マンションデベロッパー メジャー7

以下、メジャーセブンと呼ばれる大手7社の取引数が、マンション供給戸数全体の約30%を占めていると、どこかの記事でみかけました。

三井不動産レジデンシャル株式会社
三菱地所レジデンス株式会社
住友不動産株式会社
野村不動産株式会社
東急不動産株式会社
株式会社大京
東京建物株式会社

大手資本の一般的な信頼性は、一流の用地取得や街開発など一流の企画、また広告に割くことができる圧倒的な資本からくるブランド価値でしょう。人件費や資材費の高騰だけでなく、その価値がマンション人気を過熱させていることも、価格の高騰につながっている一因と思われます。
一方で、他の準大手、中小デベロッパーは、大手が取得しないような二番手の立地を取得し開発したりしますが、顧客視点の戦略を用いて住戸を供給する企業努力溢れるデベロッパーも中にはあります。
 

マンションブランド、会社を選ぶ基準

マンションには資産性と居住性の2つの視点があり、大手資本の企画や、再開発物件、立地などに裏打ちされた資産価値があるに越したことはありません。
『プラウド』
『ザ・パークハウス』
『パークホームズ』
『シティテラス』
最大手のブランドは非常に魅力があります。信用によって、ある程度、選択の絞り込みもできます。
一方で、最大手でなくとも、居住者視点のデベロッパーの存在も忘れたくないです。半永久的に住むための「居住性」をマンション選びの基準の1つとしたときに、『長い目で生活が便利に、かつ楽しくなるような間取りの部屋を企画、供給してくれる会社』は消費者の見方ですから。それは、今までブログに書いてきた以下2つのことです。
1つ目。現代の分譲マンションは、およそ代表的な2つのタイプの間取りに集約されると書きましたが、その同じような間取りの中でも、より顧客の生活目線で間取り設計をしている会社(以下リンク参照)。
2つ目。顧客目線で住まいの利便性や楽しさを考え、ワイドプラン型などオリジナリティ豊かな間取りを提供してくれる会社。
(以下リンク参照)

住んでみたいマンションの間取り(①ワイドスパン型) - すまいよみ

以上が「居住者目線」でマンションを設計しているデベロッパーです。

このマンションブランド、会社から購入したい理由

限られた土地の中、顧客の豊かな生活を考え、部屋のスパン(幅)を広くすると住戸の供給数が減ります。柱(マンションを支える支柱)を部屋の外に出すと、デベロッパー側にとって余計な非効率スペースが必要になります。
つまり、極端な話、顧客利便性、生活の楽しさを追求すれば、よほどの企画力や販売力がない限り、供給会社の非効率性が高まり収益性が落ちます。
家は、住んで初めて、ジワジワと住み心地の良し悪しが実感できるものであり、僕みたいに事前にそれを知らず高い買い物をして後悔する人がたくさんいるように感じます。およそ多くのデベロッパーが、必要な情報を事前に伝えきれていないからです。
物件によっては、人気の街のイメージや派手な広告に頼ったり、力の入れ方にムラがあるデベロッパーも存在する中、会社のコンセプトを崩さず、顧客志向の間取りを提供するデベロッパーもいます。
自社の効率性や収益と背反してしまう、顧客の生活利便性を追求する会社の姿勢に、僕は価値を感じます。

以上です。次回は、良い間取りを良心的に提供してくれる具体的なデベロッパーについて書きたいと思います。

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