足立区初のパークハウス「ザ・パークハウス五反野」のモデルルーム訪問記事、後編です。前編では主に、このマンションの特徴、良さ、立地や周辺環境面について触れました(関連記事)。

ランドスケープ、共用施設、管理

マンションの敷地は、3方接道の独立性が高い開放的な立地。

90%超を南向き住戸とし、敷地の北側に駐車場、自転車置き場、ミニバイク置き場を配置しています。エントランスを駅よりに、駐車場、ミニバイク置き場への動線を逆側に設けることで歩車分離が保たれています。

ファサートデザインは、ダークグレーをまとったシャープな印象。

駅から歩いてエントランスに向かうと、共用廊下側が正面になるのですが、共用階段の造りに加え、メインカラーのダークグレーとアクセントにベージュカラーが効いて、見応えのあるデザインとなっています。

エントランスをクランクに入って右手に管理室、左手に宅配ボックス、エントランスホール(集会スペース)には応接スペースが用意されます。

共用施設は、他にペット足洗い場、24時間ゴミ置き場だけのシンプルな造り。

管理体系や管理費、修繕積立金は未定とのことでした。

主な住戸設備・仕様

このマンションの見所の1つ。

設備が充実しています!

・ガス温水式床暖房
・ディスポーザ
・食器洗い乾燥機
・浴室ミストサウナ
・保温浴槽
・ローシルエットトイレ
・トイレ手洗いカウンター
・ノンタッチキー
・セコムセキュリティシステム
(開閉センサー)
・ルーバー面格子
・ドアキャッチャー(全居室)

など。

50戸ほどの小規模ながらディスポーザ完備は素晴らしいですね。また、セコムのセキュリティシステムは、鍵の開閉1つでドアや窓のセンサーを連動できる優れものです。手洗いカウンター、ルーバー面格子も標準装備されています。玄関前のインターフォンは通話のみでしたが、これだけの設備は、さすがパークハウス!丁寧な造りだと思いました。

主な仕様は以下です。
・直床二重天井
・天井高2,450mm(1階は2,600mm)
・キッチン、洗面台共にソフトクローズ仕様
・住戸境のパーテーションはコンクリート
・バルコニー奥行き、1,200~1,800mm

住戸間の隔てがしっかりコンクリートで「邸宅感」と「プライバシー性」を実現しています。

もう一歩だと思ったのは、バルコニーの奥行きが心許なく、少し手狭かなと思った点ですね。

ザ・パークハウス五反野 価格、間取り

以下は主な間取りですが、価格は予定のものです。販売時に変更になっている可能性もあります。

Bタイプのみ東向き、他は全て南向きです。

Aタイプ、57.96㎡、2LDK
3階、4,100万円台
5階、4,400万円台

Bタイプ、58.10㎡、2LDK
2階、3,900万円台

C1タイプ、64.70㎡、3LDK
2階、4,100万円台
4階、4,500万円台
6階、4,800万円台

C2タイプ、64.70㎡、3LDK
11階、5,200万円台

Eタイプ、68.93㎡、3LDK
2階、4,500万円台
4階、4,800万円台

G1タイプ、70.06㎡、3LDK
3階、4,600万円台
5階、5,000万円台

G2タイプ、70.06㎡、3LDK
10階、5,600万円台

Hタイプ、70.09㎡、3LDK
6階、5,400万円台

Iタイプ、70.66㎡、3LDK
4階、4,900万円台
8階、5,200万円台
11階、5,500万円台

Kタイプ、80.39㎡、4LDK
8階、6,400万円台

予定価格が出されている住戸の平均坪単価は、245万円でした(4,500万円台は4,550万円として計算)。

常磐線の方が人気、単価が高いとはわかっていても、綾瀬や金町の新築が平均坪単価270万円〜300万円程度で売出している事を踏まえた時に、東京23区、上野まで直通13分、駅徒歩4分、三菱地所の「パークハウス」が、この坪単価です。70㎡規模が、低階層ならグロスで4千万円台後半、中層階なら5千万円前半。

23区の駅徒歩5分以内の新築で、この坪単価は、多分見当たりません。

もちろん、周辺の駅、西新井、梅島、小菅あたりの新築や中古マンションの相場観はありますが、お隣、梅島駅徒歩7分「アーデルグラード梅島」が平均坪単価240万円前後であったことを考えても、破格だと個人的には思ってしまいます。

参考までに、直近で成約が確認できた周辺の中古マンションです。

ライオンズオーチャードガーデン
梅島駅徒歩5分
築2011年
東、8階、70.14㎡
4,200万円前後(坪単価198万円)

ライオンズ西新井グランフォート
西新井駅徒歩5分
築2014年
東南角、7階、81.93㎡
6,200万円前後(坪単価250万円)

永住の地として、このエリアを検討してるのであれば、このマンションは買いです!

買いましょう!

どの住戸を選ぶべきか

デメリットは間取りだと申し上げましたが、正直どれも積極的に選べませんでした。特に2LDK、3LDKは、どのタイプもLDがデッドペース抜きで最低10~11畳を確保できず手狭感が否めません(関連記事)。

LDと洋室を一体化しても、隣の洋室とのスライドドアが天井部までのタイプではなく、バルコニー面が連窓仕様でないので開放感に欠けます。

長谷工の普通の「田の字型」が恋しくなりました。

私が70㎡前後の部屋で選ぶとすれば、まず階数です。やはりスカイツリーまでのパノラマビューが拝める5階より上を選びたいですね。

間取りは、モデルルームにもなっているIタイプ選びます。

棟内モデルルームにもなっている住戸で、LDに入ったときの、窓一面に広がるスカイツリービューは圧巻です!あの開放感は忘れられません。

1番シンプルな田の字型で、収納も豊富です。共用廊下側の部屋も、共用部のエレベータや階段のかぶりが少なく明るい住空間になります。

もちろん、80㎡以上の部屋を経済的に選べるのであれば、検討の余地はあります。

眺望を捨てれば、低層階でも日当たりが良く価格も求めやすいです。ただし前編でも言いましたが、ハザード上の注意点は選ぶ前に把握しておきましょう。

総括すれば、どの部屋を選んでも、若干の間取りのハンデは、この南向きの恵まれた住環境を実現した立地と価格で十分カバーできると言えます。

エリアが好みで永住を見込んでいるのであれば、オススメ!買い!であることに変わりありません。

大規模マンションや再開発地に建つマンションと比べると、地域に根ざした邸宅感が誇れる小規模マンションです。

最後に

今後のスケジュールですが、9月下旬に正式価格発表会があり、10月より販売をスタートするとのことでした。

久しぶりに、気持ちよく買いたいマンションに出会いました!

正直、私、欲しくなっています。

2020年12月15日追記

10月から販売がスタートしましたが、すでに完売になったそうです!本当に買いのマンションでしたね!

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