外観完成予想CG
(出典:ブリシア豊洲 公式HP)

このエリアでの新築分譲は久しぶり。「プラウドシティ東雲キャナルマークス」「ブランズタワー豊洲」あたりが最後の分譲になります。

ブリシア豊洲
東京都江東区枝川2
JR京葉線・武蔵野線「潮見」駅徒歩13分 
東京メトロ有楽町線「豊洲」駅徒歩17分 
東京メトロ東西線「木場」駅徒歩17分 
敷地面積:687.85㎡
建築面積:459.16㎡ 
延床面積:3,330.66㎡ 
総戸数:10階建て 51戸(他に管理室1戸) 
専有面積:30.09㎡ ~ 65.04㎡ 
駐車場台数:敷地内7台(うち分譲6台+車椅子対応1台)、他一時駐車スペース1台 
用途地域:準工業地域
売主: ブリス、ビッグゲート 
販売提携(代理):大和地所レジデンス
施工: 大木建設
完成予定時期:2027年7月下旬
引渡可能時期:2027年8月下旬

現地案内図
(出典:ブリシア豊洲 公式HP)

「銀座4km圏」は、最悪終電を気にせずに都心部で活動できる便利なポジション。最寄り駅まで徒歩10分以上ありますが、人によっては3駅3路線が徒歩圏になってきます。

10年~15年後には、有楽町線延伸に伴う枝川駅(仮称)が開業予定で、そうなれば最寄り駅が徒歩5分圏内に入ってきますから、銀座まで直通短時間での移動も可能になってきます。沿線の街の開発も期待したいですね。

枝川駅予定地付近(マンションから徒歩3~4分前後)

最寄駅からの動線上には大型商業施設やスーパーがあるので、駅から帰宅時の買い物には困らないでしょう。

周辺は、「辰巳の森海浜公園」や近隣の大型商業施設「深川ギャザリア」「イオン東雲店」「有明ガーデン」「ららぽーと豊洲」など遊ぶスポットが多く、自転車さえあれば、若年層も子育てファミリーも湾岸エリアでの生活を満喫できるポジション。

ただし、マンション周辺は工場や会社が点在する賑やかさが少ない地域。徒歩10分以内にスーパーが無く、自宅周辺にはコンビニしかない生活環境なので、真夏や真冬、夜間や天候が悪い日など、生活するには不便な立地です。「湾岸エリア」のイメージに括られず、日々の生活をよく思い浮かべて検討したいですね。

マンション周辺の環境
マンション現地(敷地西側より)
マンション現地(敷地東側より)

通学区
枝川小学校(徒歩3分)
深川第八中学校(徒歩16分)

ハザードマップ上、敷地周辺は万が一の高潮時に浸水リスクがあります。他、マンションを検討する際は、最低限、周辺環境などを下調べしておきましょう(参考記事)。

マンションは、三ツ目通り(首都高速)沿い。

棟内は、ゴミ置き場、メール一体型の宅配ボックス、ペット足洗い場などが用意されていますが、他にこれといった共用施設はありません。ハンズフリーのTebrキーで、カバンやポケットから出すことなく解錠できるのは便利。セキュリティはエントランスとエレベーターのリーダの2か所あるので安心感があります(加えて玄関前)。

エントランス完成予想CG
(出典:ブリシア豊洲 公式HP)
エントランスホール完成予想CG
(出典:ブリシア豊洲 公式HP)

屋内8台分の駐車場のうち、6台が珍しい分譲。価格は1千万円前半が目安。

専有部は、ワイドスパン住戸(一部除く)の居住性の高さが本物件の強みです。二重床も良いですね。

Bタイプ、60.08㎡
(出典:ブリシア豊洲 公式HP)

60㎡と65㎡の3LDKは、家族4人想定では狭いのですが、専有面積以上に効率的空間を実現するワイドスパン住戸の良さがあります。LDが狭くなるものの、各居室に収納、空間を最大限取ってあるので、子供2人がそれぞれ子供部屋を使うようになってから家を出るまでの我慢。夫婦2人になれば、開放感ある暮らしに戻れる柔軟的な間取りと言えます。

ただ、家族4人では、明らかに手狭で収納が足りなくなることは覚悟しておきましょう。基本的には家族3人にジャストフィット。LD拡張の2LDKプランへも変更可能です。

全戸南東向きで日当たりの良さも魅力ですが、前面には、2車線道路を挟んで「産経新聞社」の印刷センターがあるので、季節によって低層階は日陰の時間帯が多そうです。眺望面で細かく見ると、敷地南側のA、Bタイプは7階くらいから、敷地北側のC~Fタイプは5階くらいから抜けてきて(マンションギャラリーで要確認)、高層階からは東京湾の眺望も視野に入ってきそうです。ただし、前建ての少し先が駐車場になっているため、眺望は将来まで約束されたものではありません。

バルコニー前面、敷地南東側(画面正面)の環境

敷地北側の住戸は、三ツ目通りと首都高速9号深川線が近くなってくるので騒音も気になるところです。

最上階住戸には、ブリシアシリーズお得意のオーナーズスカイテラスがそれぞれ設置されています。ベランダから屋上のテラスに上がれる特典。スロップシンクもあり、ハマる人にはたまらない仕様です。

オーナーズスカイテラスイメージCG
(出典:ブリシア豊洲 公式HP)

設備仕様面で言えば、これといったスペックの高さは見られませんが、賃貸や実家からの住み替えであれば、最新のものが一通りそろっています。

一方で、私のような住み替え組にとって、ディスポーザーが無いのは仕方ないにしても、食器洗い乾燥機無し、共用廊下側の窓にルーバー面格子無しは気になりました。トイレも普通の廉価版です。

二重床・二重天井
天井高、2450mm(2階~4階)、2400mm(5階~10階)
バルコニー奥行き、1700mm

主な販売住戸です。

Aタイプ 60.18㎡
4階 9,398万円(坪単価516万円)

Aタイプ 60.18㎡
(出典:ブリシア豊洲 公式HP)

Bsタイプ 60.18㎡
10階 11,798万円(坪単価648万円)

Bsタイプ 60.18㎡
(出典:ブリシア豊洲 公式HP)

Cタイプ 65.04㎡
7階 9,998万円(坪単価508万円)

Cタイプ 65.04㎡
(出典:ブリシア豊洲 公式HP)

Dタイプ 30.09㎡
3階 4,998万円(坪単価549万円)

Dタイプ 30.09㎡
(出典:ブリシア豊洲 公式HP)

Fタイプ 55.31㎡
5階 8,698万円(坪単価520万円)

Fタイプ 55.31㎡
(出典:ブリシア豊洲 公式HP)

平均坪単価は、およそ530万円でした(最新の販売住戸は、マンションギャラリーでご確認ください)。

10階がオーナーズスカイテラス付き住戸なのですが、坪単価でおよそ100万円、グロスで2千万円程度乗せているイメージです。

月々のランニングコストは以下。

Cタイプ、65.04㎡
管理費、20,290円
修繕積立金、4,880円

修繕積立金の初年度が、かなり安く設定されています。最近では、住人が後々困らないように均等方式や、できるだけ初年度に乗せている分譲も増えてきました。将来的には数万円になってくることを事前に承知しておきましょう。

第一次一期は15戸完売。早いですね。全戸完売まで早そうです。

少し前の枝川、潮見エリアの相場を考えれば、びっくりする強気の単価だとは思いますが、そもそも都心部隣接ポジションで新築マンションが希少。江東区内では「ウィルローズ森下」がおよそ坪単価700万円、定期借地権の「ザ・パークハウス門前仲町」も600万円前半で分譲中です。周辺の築浅中古マンションでは、潮見駅最寄りで坪単価350万円、本物件より5分程度豊洲に近い物件で坪単価400万円前後まで、こちらも新築のコスト高騰、供給減少に伴い、びっくりするくらい上がり、中古との乖離も埋まってきています。

豊洲や有明、東雲、木場あたりで築浅中古マンションを予算1億円で探そうとすれば、3LDKだけでなく2LDKもはほぼ全滅で、潮見、枝川、辰巳あたりで探すのが現実ですから、湾岸エリアでの生活や都心部に近いポジション優先で、新築が好みの方にとっては、選択肢の一つになると思いました。

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